ビットコインの何がそんなにすごいのか

よくわからないので、考えてみる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ビットコイン

ビットコインは仮想通貨であり、ブロックチェーンと言われるインターネット上の「分散型公開台帳」に取引が記録されていく。
従来の通貨と違うのは政府や中央銀行のような管理者がないこと。これにより「民主的」な通貨が世界の資本システムを変えるのではと注目されている。

技術的な側面は一旦置いておいて、社会的な側面から見るとビットコインにはどんな可能性があるのだろうか。

ものすごく極端なケースを2つ考えてみた。

第1のケースは、既存のすべての通貨がビットコインで代替され、世界中の通貨が一元化される場合。これが究極だろう。

しかしそのためには前提として、インターネットが世界中で普及し、すべての決済が電子取引によって行われる必要がある。ここまでいくにはかなりの時間がかかりそうだ。100年とか。

第2のケースは、ビットコインによる商取引の規模が既存の通貨の取引規模を超えるレベル。これも1つ目ほどではないが、かなり極端な場合だ。

この実現もかなり難しい。2016年現在、インターネット商取引自体の規模がまだまだ少数派だ。Eコマースの規模が最も大きな中国で$562billion、ついで米国の$349billion。対して中国のGDPは$9.24trillion、米国は$16.77trillion。

つまり、インターネット上の商取引がGDPに占める割合は中国で6%、アメリカで2%程度。
仮にインターネット商取引すべてがビットコインに置き換わったとしても、大した割合ではないし、それすらも難しい。仮に実現しても不便だと思う(生活のメイン通貨が違うので)。

この2つのケースは当分実現しそうにない。もう少し現実的なケースを考えてみる。

それは「ある特定領域でビットコインの使用割合がめっちゃ上がる」ことだ。

例えば、フェイスブックは世界中に10億人のユーザーがいるが、使っているのは世界のごく一部。ただ、一定コミュニティにおける使用割合はかなり高く、そのことが大きな価値を生んでいる。

商取引の手段として考えた場合、ビットコインもネットワーク効果を受けることはまちがいなく、すでに1兆円規模で流通していて有名なビットコインを超える仮想通貨が今後現れることは考えにくい。

そう考えると、近く実現しうる最大の普及状態は特定領域においてビットコインの使用割合が高くなり、そこではビットコインで決済を行うことが優勢になるという感じだと思う。

ふわっとした結論にはなってしまったが、これなら今後10年20年というスパンで実現しそうだ。

P.S.

ふと思ったが、「グローバル決済・送金のための通貨」として普及することがあれば、めちゃめちゃポテンシャルがありそうだ。
世界中に何種類の通貨があるのか知らないが、それを全てサポートするのはシステム的にはかなり大変。

だから、ビットコインの財布を提供するサービスがまずあり、それと連携する形でグローバルに送金するためのサービスがあれば、いつでも簡単にビットコインを介して海外送金することが可能になる。

これはちょっとすごいかもしれない。