考えたことを何に使うか

前回のエントリでは、社会について考えるより具体的なステップについてがテーマだった。

次の問いは、考えたことをどう活用すればいいのかである。

「対象の定義」「テーマの選択」「関連する問いを立てる」という3つのステップを踏むことで、最初に定義したことに対する自分なりの結論を導くことになる。もちろんそれ自体が楽しくて価値があることだが、より現実的には何の役に立つのだろうか。考えること自体が仕事の人以外にとっては、どうせ考えるなら何らかの実利がある方が嬉しいものだ。

これに対する答えはシンプルだ。上のように考えた結論は大きなことから小さなことまで自らの人生における意思決定に使うことができる。

前回の例だと、「スマホ社会における購買は、ここの独立したアプリがジャンルの異なる課題をより高いクオリティで解決する方向に進化していく」というのが結論である。この結論を元に、起業家であればまだ十分に解決されていない購買ジャンルを選んで会社を立ち上げることができるし、投資家であればある特定ジャンルをより高い質で解決している会社に投資することができる。従業員としてベンチャーに参加する人にとっても、すでに確立しつつある購買ジャンルに(流行りだからと)無謀に立ち向かうベンチャーに参加することを避けることができるかもしれない。

すでに上場した企業を見る際にも、その会社がどのような領域に属し、他のどの企業と競争しているのかを明確にすることで、解決策を考えたり一般的な株式投資を検討したりするのに役立てられるかもしれない。

より簡潔に言えば、2つのことに役にたつ。未来予測と意思決定だ。