優れたデザインとは何か

ある製品について、よく「デザインが優れている(あるいは劣っている)」「UI/UXが良い(悪い)」ということがよく言われるが、実のところその差はどこにあるのだろう。

すべての工業製品はユーザーの課題を解決するためにある。それが至上の価値である。それをもとに考えると、良いデザインとは「ユーザーの課題をよりよく解決するデザイン」ということができるだろう。

どんなに多くの機能があっても、肝心な問題が解決できなければ悪いデザインである。どんなに見た目がカッコよくても、必要なことができなければ悪いデザインである。

例えば、TinderUIは一時期すごくもてはやされた。見た目以上に、「多くの人を写真で取捨選択する」という目的においてとても良いデザインをしているからだ。

一方で、極端な例だがTinderで結婚相手を探したい人にとっては悪いデザインということもできる。サービスとして、それ以外を目的とした人が多く増えやすいデザインになっているからだ。

つまり、目的によって「良いデザイン」は変わってくる。

ごちゃごちゃしたデザインの一例として楽天市場があげられることが多いという印象を僕は持っているのだが、IT企業として楽天は日本随一であり、ECサイト(の集まり)としても最大規模である。楽天は楽天という企業の目的に特化したデザインをしているにすぎない。