今後さらに英語力を高める方法

英語力をあげたいという日本人は多いが、現時点でのレベルが人によって大きく異なるため標準的な回答を用意することは難しい。

僕はかつては完全にドメスティックな日本人であったが、現在は自分以外全員が外国人というITベンチャー企業で働いている。会話は100%英語で、その中で大きな価値を発揮していると思う。

初めて海外に出たのは大学3年生の3月で、決して意識が高い方だったとは言えない。ただ、高校時代の英語の能力は謎に高く、大学受験でもかなりの高得点を取っていたと思う(センターで180点、東大の英語で91とかだった記憶がある)。

大学ではほとんど勉強しなかったので、英語の授業もやっつけで済ませていたし、その間の英語の上達はなかった。そのせいか、大学4年で受けたTOEICでは495点とかでかなりショックを受けた記憶がある。ただ、そのあと半年くらい勉強したら945点になったのでやはり潜在的には英語が得意な方だったんだろう。そこからはインターンや研修で海外で行くチャンスを何度か持ち、積極的に海外で英語を使う機会を模索していた。

しかし、自分はあることに気づいてしまった。結局のところ、英語圏で生活する人以上に英語ができるようになることなんてないのだ。だから重要なことは、いかに早い段階で英語にどっぷりつかるような環境に自らをおくかということだ。

そういった動機も正直あって今の会社に参加することにしたのだが、英語という点で言えば100%正解だったと思う。参加した頃と比べるとはるかにコミュニケーションはスムーズになったし、ちょっとした主張を論理的に英語で説明することもできてきている。

しかし、やはりネイティブにはかなわんと思うことは当然ながら毎日のようにある。そこで、日本人としては相当に英語が堪能な自分がさらに英語力を高めるにはどうしたらいいのかを考えてみる。

まずは基礎力としての語彙力と表現のレパートリーを増やす必要がある。語彙力はリスニングにも直結するが、例えば文章の中に一つ知らない単語があるだけで一気についていけないということはよくある。

アクションとしては「映画やドラマを(少なくとも)英語字幕で観る」「本や記事などを英語でたくさん読む」という2つの方法がある。耳から入るか、目から入るかだ。

この2つについてはとにかく自分の努力次第で、地道に続けていく以外にないと思う。映画とかドラマはそれ自体が共通の話題になることもよくあって、そこから話題を広げられたりするので重宝する。「あの映画でこう言う話してたけど、これってこうだよね」的な。ある意味文化的な予習と言える。単純によく使われる言い回しは映画でも出てくるので、表現の仕方を知るためにも役にたつ。ネイティブとの会話で、そもそも共通の話題がねえよ、という問題は普遍的だと思う。

2つ目が重要なのは主に語彙力だけではなく、英語での情報処理能力を上げるためだ。未だに英語の文章を読むのは日本語と比べるとまだまだ正直しんどい。仕事では頑張って読むが、そうでない場合にはつい翻訳を探してしまう。その方が理解が早いのでいい面もあるのだが。

3つ目はカフェやレストラン、パーティなどで話す機会を可能な限り増やすという方法だ。最も難易度が高い。気づいたのだが、日本人と欧米の文化では会話のスタイルが大きく異なる。もっとも頻発する例としては奴らは誰にでも「How are you?」からカジュアルな会話をし始めるのだが、日本には(居酒屋に現れる馴れなれしいおっさんを除けば)そんな文化はない。だいたい話したいことが先にあり、「最近どう?」なんて知らない人に聞くことはなかなか難しく、答える方としても戸惑いを隠せない。だいたいGoodしか言えない。

それでもリズミカルにやり取りできればいいのだが、だいたいどっかに聞き取れない単語があってまごついてしまう。「あ、フルーティな方がいいかって聞いたのか」的な。これはどんなに勉強したって慣れないとしょうがない。

そして、3つ目はまず住むことが前提になっていることにも注意したい。結局1年は住まないと英語なんてマスターすることはできないんだと思う。それでもできるのかわからないけど。

ただ自分の場合は仕事で価値を出し続けることが目的なので、ある程度の社交と仕事における議論ができればいいというのがゴールとして明確だ。今後も精進していきたい。