予測不可能な対象について考えるには

前回までのエントリで言いたかったことは次の3つである。

  • 社会とは多様な構成員からつくられる一つの”系”である
  • 社会の多様性は時間とともに増大していく
  • 現時点でも社会にはすでに無限とも言えるだけの多様性が存在している

社会にはすでに無限とも言えるレベルの多様性があり、予測不可能なほどに複雑である。しかし、予測不可能なほど多様な社会というものを自分はどのように理解していったらいいのだろうか。

全体を把握することが不可能な場合、必要となるのは「ある特定部分を切り出す」ことである。そして、その中でのみしっかりと因果関係が把握できれば、その特定領域においては一定の予測や思考を進めることができるはずだ。

この一連のエントリでは極めて抽象的で、ざっくりと上から見た前提条件をもとに考えを進めている。そこから具体例に入っていこうとする際に必要なのが、この事象の取捨選択なのだろう。

しかし、どのように切り出せばいいのだろうか?世の中には社会について論じた本が無限のようにある。それらはすべて社会をある切り口のもとに見て、その前提の中で論じているはずだ。

彼らがどのようにその切り口を見出したのかは知るすべもないが、基本的にはそこから視点を借りてくるというのが基本的なアプローチになるのかもしれない。だからこそ読書は必要なんだろう。