身体作りの目標

自分の人生へのけじめとして、140キロくらいは投げてみたい。
冷静に考えれば可能性はそんなに高くないが、時間はあまりかけずに、やれる範囲でやりきる。

ここまでの人生で、投球において重要なポイントは次の4つという結論に至った。

一つ目は「胸をギリギリまで見せない」動作。

よく言われることだが、胸を見せるのが早いということは、それだけ体重移動の勢いが緩いということ。ボールに体重が乗らず、球威は出ない。技術的にはこれが一番重要だと思う。

二つ目は「腕を遠回りさせず、ムチのように使う」こと。

「胸をギリギリまで見せない」投げ方をして、腕が遠回りすると、腕が前に出てこなくなる。ついてこないのだ。だから、テイクバックは小さく、手を耳から出すようにして腕を振るようにする。これはプロでも多くの投手が言っていることだ。

腕が遠回りするような投げ方はつまり「腕を釣竿のように使う」ということ。一見良さそうだが、肩肘に負担がかかるし、動きは円弧状なのでコントロールしにくい。
一方で、腕を内側から出していくのは「腕をムチのように使う」こと。腕に力は要らず、スピードも出る(本物のムチの末端は音速にも達する)。

また、ある意味では「直線的」な腕の軌道になり、コントロールもしやすい。どちらかというとボクシングのストレートに近い。

ここまでは技術面。前提として、これらの技術を支える身体作りが必要。

これも2つだけ。

一つは、股関節周りの強さ、バランス、柔軟性。

股関節が硬いと、物理的な障害になり、体幹をするどく運べない。そうすると胸を見せるのが早くなりやすい。脚を開いた状態で腰を回せるか、という話。

二つ目は、肩甲骨周りの強さ、バランス、柔軟性。

腕をムチのように使うには、ここができるだけ柔軟に動くことが望ましい。

また、どちらにおいても個々の筋出力が強ければ、その分だけスピードは増す。なので筋力も大事。

次に、具体的なKPIについて。

【下半身】
強さについては、シンプルにウエイトトレーニングを行う。
数値目標はスクワット120キロ、デッドリフト100キロ。それぞれ10回3セットを楽にこなせるレベル。

バランスについてのKPIは片足スクワットで反対の膝がつくこと。10回目安。結構むずい。

スクワット系は膝を痛めやすいので、慎重に。

柔軟性については、以下のチェックポイント満たすこと。
① 開脚前屈でべったりと胸がつく
② 長座体前屈でべったりと踵まで手が届く
③ あぐらで前にべったりつく
④ 正座して後ろに寝れる

いわゆる真向法的な動きがちゃんとできるように。

参考:「イチローの試合前の準備」

【肩周り】
強さ:ベンプレ80キロ(10回3セット楽に)、懸垂20回
バランス:片手腕立て(10回はしたい気がするやはり)

柔軟性は以下のチェックポイントを満たす
①背中で握手
②ハンドタオル持って背中で上げ下ろし
③大谷翔平並みに前に肘を出せる
④目の前で肘を合わせてすごい上がる

参考:https://www.youtube.com/watch?v=liDXcKiqLbo
武井壮さんの肩甲骨

30歳までにKPIを達成し、冒頭の目標が達成できるかどうかを見たい。

繰り返しになるが、重要なのは「限られた時間で成果をあげる」こと。
昔、ストレッチを毎日1時間ダラダラやって大した成果が出なかったという経験がある。(4年くらいやったと思う)

意識的・集中的に効果を上げていくことが大事。
そのために「経過を記録する」というのも重要。記録がなければ振り返りようがなく、長期的な改善に繋がらない。

毎日20分のストレッチと、2日おきに1時間のトレーニングを淡々と。生活の中に組み入れる。

【技術面】

「胸をギリギリまで見せない」というのは本当にただそれだけのことで、腕の振りも、真っ直ぐ上げるだけ。むしろ、余計なことをしないのが大事。

ピッチャーの腕振りは、釣竿などというよりは正拳突きやボクシングのストレートに近い。違いは肘が先に出るというだけ。イメージとしては和田毅投手や杉内俊哉投手。

良いまとめ:http://kitchensink11.seesaa.net/article/286677113.html

結果として130キロすら投げられず終わるかもしれないが、最悪の場合、健康的な生活習慣が手に入るだけなので、それはそれ。
この秋には128キロまでは出たので、まんざら不可能な数字でもないだろう。

最後に、スケジュールについて。
あと3ヶ月あまりで27歳になるので、3年計画ということになる。

すでにある程度やってる部分もあって、ウエイトトレーニングに関してはあと1年続ければ目標レベルに達すると思う。一番の課題は柔軟性かな。特に肩周り。

一つの要素が目標に達したら、それが下がらないようにしつつ他の要素に時間を割く、というやり方で進める。

大事なのは「やめない」こと。この中には「けがをしないこと」も含まれる。

いい感じになってきて、いずれ人生に余裕が出るようなことがもしあれば、草野球とかで選手復帰もいいかも。

あと、エンジニアとしてはこういう動作解析ツールとか作ってみたい気はする。骨格と筋肉と各部位の重さと出力のタイミングを打ち込んだら、球速が出るみたいな。